業務内容

プラスチック射出成形用金型 設計・製作
他社製金型の修理やメンテナンス・改造もOK
株式会社モルテックは外装部品から機構部品まで小物部品のプラスチック射出成形用金型を設計・製作しています。
取り扱いサイズは成形機にて130トン以下、成形品平面サイズで200×130mm以下が目安です。
小ロット用の金型から大量生産用の焼入れ金型まで、成形量産数に合わせた仕様で製作します。

金型完成後はすぐに成形トライ!
社内に横型プラスチック射出成形機を4台所有していますので、金型完成後はすぐに成形試作できます。(保有成形機は30トン、50トン、60トン、130トン)
小ロットのプラスチック成形量産や他社製金型の成形試作も承ります。

取扱分野・樹脂
カテゴリー:自動車・家電・通信機器・ロボット・化粧品・水まわり用品・鉄道模型・その他小物全般
取扱樹脂:ABS・PC・POM・PP・PMMA・TPE・PBT ・PA66・PPS等
→成形品サンプル一覧はコチラ

他社製金型の修理や改造も承ります
作ってもらった金型メーカーが廃業してしまった。
海外で作ったのだが修理で戻すわけにもいかない・・などでお困りでしたら気軽にお問い合わせください。金型図面がなくてもできる限り対応いたします。
→お問い合わせはコチラから
製作工程紹介

金型ができるまで
1 金型設計
起型打ち合わせにて仕様が決定すると金型設計を行います。まず第一に考えるのは成形がスムーズに行えること。次に金型強度や金型加工性などを考えて設計を進めます。データ完成した時点で製造責任者と打合せを行い問題点などあれば改善します。設計データはモールドベースを含めすべて3次元CADで作成しています。

2 モールドベース加工
マシニングセンター・平面研削盤・ワイヤー放電加工機を用いてモールドベースの加工を行います。モールドベースとは金型本体の名称です。モールドベースは固定側と可動側に分かれ各々数枚のプレートで構成されます。写真はマシニングセンターにて固定側型板の裏面を切削加工しているところです。

3 入子切削加工
製品部分はモールドベースに直接加工するのではなく、別のブロックに加工してモールドベースに組み込みます。
このブロックのことを入子(イレコ)と呼びます。入子加工は、最初に外形の研削加工を行い次にマシニングセンターによる切削加工と穴加工を行います。

4 電極加工
入子の製品部加工は基本的に切削加工がメインですが、切削では加工できない形状は型彫り放電加工とします。この場合には放電加工に使う電極をマシニングセンターにて製作します。1つの形状に対して粗加工・仕上加工用と2本の電極を作るのが基本です。多数個取りの場合には電極本数が増えます。

5 ワイヤー放電加工
入子作成時に製品によっては、入子の中に小さな入子をいくつか入れる場合があります。成形時に発生するガスを抜くためとメンテナンス性向上のためです。入子のメス抜きにはワイヤー放電加工機を使います。この機械は水中で真鍮のワイヤー線と入子を放電させることで加工します。

6 型彫り放電加工
工程4で作った電極を使い、入子に放電加工を行います。こちらは水ではなくて油の中で加工します。電極と入子を放電させることで、電極形状が反転されて入子に加工されます。その形がさらに反転して成形品となりますので、電極の形状は成形品の形と同じということになります。(ややこしいですが)

7 手磨き
製品加工を終えた入子は、製品部分の手磨きを行います。切削加工をすれば表面が切削目となり、放電加工の場合は放電目となりますので手磨きは必要です。金型の加工はNC加工機での自動加工が主となりましたが、磨きは人間の手で行います。微細な動きが必要になるので顕微鏡を使って作業します。

8 組立調整
加工・手磨きが終わると、いよいよ金型組立となります。まずは入子同士を合わせてみて、その後モールドベースに組み込みます。入子同士がぶつかったり不要な隙間ができていないかをチェックしながら組み立てます。問題があれば手仕上げや再加工にて調整します。

9 成形トライ
金型が完成すると、金型テストのために成形トライを行います。どんなに精度よく金型を作っても成形品が良品にならなければ意味がありません。成形サンプルを確認して成形不具合がないかチェックして寸法検査を行います。問題が出れば、対策を検討して金型調整を行います。成形品が良品になった時点で金型完成となります。
独自サービスパーツ

大切な金型だから・・
オリジナルのロケートリングカバー
ノズルタッチを雨やホコリから守る
金型納入時にはモルテックオリジナルの
ロケートリングカバーをお付けしています。
ノズル口を雨やホコリから確実に守りたい、
そんな思いから生まれたサービスパーツです。
オリジナル技術

MTカセット
オリジナル・カセット金型
低コスト・省スペース
MTカセットは金型を「モールドベース」と「モールドコア」の2組に分割したカセット金型システムです。
従来、1種類のプラスチック成形品を製作するために金型一式が必要でしたが、MTカセットなら「モールドコア」のみ製作すればOKです。(初回のみMTカセット用モールドベースの製作が必要です)
成形品サイズ・形状・アンダーカットの有無に合わせてオーダーメイドでカセットシステムを製作します。

MTカセット導入効果
金型コスト30%ダウン(社内比)
保管も小スペース(重量1/10以下:社内比)
多品種小ロットの製品に最適なシステムです。
☆金型ではなくプラスチック成形品をご希望のお客様には、弊社所有のMTカセット用モールドベースを用いてモールドコアのみ製作し成形品にて納入致します。
ご挨拶

代表取締役 松井宏一
ようこそモルテックへ!
金型メーカーを探す際のご心配は「技術レベルは大丈夫か?」「信用できる会社なのか?」「要望をきちんと聞いてくれるのか?」などではないでしょうか。
モルテックはお客様から「ありがとう」と言って頂けることを一番の喜びに誠意をもって金型作りに取り組んでいます。どうぞお気軽にお声掛けください。
生年月:1961年1月
趣味:極真空手・筋トレ・ウクレレ・イラスト
会社概要
会社名 | 株式会社モルテック |
---|---|
住所 | 〒211-0051 神奈川県川崎市中原区宮内2-6-9 |
電話 | 044-777-6744 |
FAX | 050-3737-0117 |
設立 | 1960年(昭和35年)6月 |
代表者 | 代表取締役 松井宏一 |
資本金 | 40,000,000円 |
業務内容 | プラスチック射出成形用金型 設計・製作 |
社員数 | 13名 |
責任者
経営理念・経営方針
モノ作りを通じて人々の幸福と文化発展に貢献する
経営方針1:共進
お客様と共に考え良い製品を作る
経営方針2:和
和を大切にお互いを高め合う
経営方針3:挑戦
新しい技術に挑戦し続ける
沿 革
1960年 | 東京都大田区池上にて有限会社一政(イッセイ)製作所を設立 |
---|---|
1965年 | 川崎市中原区宮内654番に金型工場新築・移転 |
1982年 | 川崎市中原区宮内2-6-11に成形工場を新築 |
1983年 | 川崎市中原区宮内2-6-9に金型工場を新築・移転 |
1987年 | 社名変更:株式会社一政製作所から株式会社モルテックへ |
1992年 | 代表者交代:代表取締役 松井宏一 |
2015年 | 神奈川県優良工場表彰を受ける |
機械設備
CAE(流動解析) | Timon Mold Designer (東レ) |
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3次元CAD | Top Solid / Top Mold (コダマコーポレーション)7台 |
CAM | FF/CAM (牧野フライス製作所) |
縦型マシニングセンター | V33(牧野フライス製作所) |
ワイヤ放電加工機 | U3 H.E.A.T.(牧野フライス製作所) |
型彫り放電加工機 | AD40L (ソディック) |
縦型フライス盤 | BGⅡ-85 (牧野フライス製作所) |
平面研削盤 | PSG-65DX (岡本工作機械製作所) |
成形研削盤 | GS-BM3 (黒田精工) |
旋盤 | RBL-50 (理研精工) |
サンドブラスト機 | SFK-2 (不二製作所) |
横型射出成形機 | EC130SXⅡ-4A (東芝機械) |
非接触画像測定機 | QL-L2010Z/AF (ミツトヨ) |
ニュース
アクセス
アクセス
株式会社モルテック
〒211-0051 神奈川県川崎市中原区宮内2-6-9
電車でお越しの方へ
JR南武線 武蔵中原より徒歩10分ほどです。
富士通川崎工場に沿って直進、セブンイレブン前の信号を右に曲がり小さな川(二ヶ領用水)を渡り左折、川沿いに進み2つ目の橋の前です。
クルマでお越しの方へ
第三京浜 川崎インターより府中街道(国道409号)に出て川崎駅方面に進み宮内の信号を右折し、すぐに右折、二ヶ領用水沿いに進んで右側です。
お気軽にお問い合わせください
お問い合わせ
電話でのお問い合わせ先
TEL 044-777-6744
技術部長・大谷(オオタニ)
または工場長・伊藤大生まで
営業時間:8時30分~17時10分
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